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乳幼児突然死症候群(SIDS)って何?主な原因と予防方法を解説を説明している

乳幼児突然死症候群(SIDS)って何?主な原因と予防方法を解説

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、元気に過ごしていた赤ちゃんが、ある日突然眠っている間に亡くなってしまう原因不明の病気のことです。

今回は、SIDSの主な原因と予防方法を解説。ポイントをおさえてSIDSのリスクを下げ、赤ちゃんを守りましょう。

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ergoPouch編集部

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乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?


乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)とは、それまで普段と変わらず元気に過ごしていた赤ちゃんが、ある日突然眠っている間に亡くなってしまう原因不明の病気のことです。

これは赤ちゃんに特別な病気のサインや過去の病歴がなくても、起こることがあります。窒息などの事故とは違うものです。

日本ではSIDS(シッズ)で亡くなる赤ちゃんの数は減ってきています。ところが令和5年には48人の赤ちゃんがSIDSで亡くなっており、赤ちゃんが亡くなる原因としては5番目に多くなっています。

参考:こども家庭庁「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」

"突然死んでしまう"・"原因不明"という衝撃的なワードを見て不安になった方が多いかもしれません。我が子にもいつ起こるかわからないと聞くと、怖いと感じるのは当たり前のことです。

しかし正確な知識を持てば、「過度な不安」は減らせるはずです。

SIDSについて正しく知って、正しく恐れることが大切。いたずらに不安にならないようにしてくださいね。

SIDSの発症リスク

SIDSの発症リスクと主な原因を説明している


SIDSの発症リスクが高まる要因

  • 生後2~6ヶ月の乳児
  • 男児
  • 低出生体重児
  • 冬季
  • 早朝から午前中
  • うつぶせ寝
  • 厚着
  • 両親の喫煙
  • 人工栄養児

SIDSのはっきりした原因はまだわかっていませんが、主に生後2ヶ月~6ヶ月の乳児に多いといわれています。(1歳以降でもまれに発症)

加えて、男の子や早く生まれたり小さく生まれた赤ちゃんに多く見られます。
また、冬の寒い時期や朝方(早朝から午前中)に起こりやすいこともわかっています。

さらに赤ちゃんをうつぶせで寝かせたり 厚着をさせたり、家族がたばこを吸う場合、母乳ではなくミルクで育てている場合に発症しやすいとされています。

これらのSIDS発症リスクが高まる要因を減らすように対策することがとても大切です。


SIDSの発症を減らすためのポイント

SIDSの発症を減らすためのポイントを説明している


SIDSについては、世界中でたくさんの調査・研究が行われていますが、まだ原因はわかっていません。

そのため、はっきりとした予防方法も見つかっていないのが現状です。

ちなみに海外ではSIDS対策として、寝る時におしゃぶりを使うことを推奨しています。

また妊娠中の女性が定期的に妊婦健診を受けること、妊娠中や出生後にアルコールや違法薬物を避けることが有効とされています。

日本では特に次の3つのポイントに気をつけることで、SIDSのリスクを下げられるといわれています。

ポイント1.「1歳」になるまではあおむけに寝かせましょう

SIDSは、あおむけでもうつぶせでも発症しますが、うつぶせで寝かせた方が発症しやすいことがわかっています。

特別な理由がない限りは、赤ちゃんの顔が見えるあおむけで寝かせてあげましょう。あおむけに寝かせることで、窒息などの事故を防ぐことにも役立ちます。

 

ポイント2.なるべく母乳で育てましょう

母乳は赤ちゃんにとっていろいろな面で良いとされています。

例えば、栄養素や免疫物質が多く含まれていること・口周りの筋肉を発達させること・スキンシップになること・産後の母親の体を回復させやすいこと・経済的なことなどがあります。

さらに母乳で育った赤ちゃんは、SIDSのリスクが低いことが研究からわかっています。

できるだけ母乳育児にチャレンジしてみましょう。


家庭によって様々な事情があるので、「できるだけ母乳で育てよう」という気持ちを持つだけでOKです。母乳育児できない自分を決して責めないでくださいね。

 

ポイント3.たばこはやめましょう

たばこはSIDSの大きなリスクになります。妊娠中にたばこを吸うと、低出生体重で生まれやすくなり、呼吸にも悪い影響を与えるといわれています。周りの人が吸ったたばこの副流煙を吸うと受動喫煙を引き起こします。

なかなかたばこがやめられない場合は、せめて妊婦さんや赤ちゃんのそばでの喫煙を避けましょう。

こどもに関わるすべての大人に協力してもらうことが大切ですので、周囲の方にお願いしてみましょう。

SIDSの防止についてさらに詳しく知りたい方は、「【睡眠コンサルタントコラム】赤ちゃんのねんねにおける暑さ対策~SIDSを防ごう!~」の記事をチェック!




睡眠中の環境を整える方法

睡眠中の環境を整える方法を説明している


先ほど説明した"赤ちゃんをあおむけで寝かせる"こと以外に、睡眠中に安全な環境を整える方法をみていきましょう。

SIDSだけでなく窒息やケガ、誤飲などのリスクを減らすことができ、親御さんも赤ちゃんも安心してゆっくりと眠れますね。


固めの敷布団を使う

ふかふかのやわらかい布団は、大人にとって気持ち良いので赤ちゃんもきっと快適に眠れるだろうと考えてしまうかもしれません。

しかしやわらかすぎる布団は沈み込む力が強いもの。うつ伏せや横向きになった際に鼻や口が埋まってしまい、赤ちゃんが窒息する原因になることがあります。

赤ちゃんが眠る布団には、高反発の敷布団やマットレスなどの固めでフラットな寝具を使うようにしましょう。

シーツはシワがつかず、敷布団にしっかりとフィットしたものを使いましょう。

 

枕や掛け布団は使わない

枕や掛け布団は使わず、衣服で温度調整をするようにしましょう。またスタイ(よだれかけ)も眠る時には忘れずに外します。

赤ちゃんは睡眠中もずり上がったり、寝返りしたりと動き回っていることが多いもの。ふとした拍子に顔にかかって鼻や口をふさぐと、窒息する危険があります。

また、赤ちゃんの眠っているスぺースには、衣服やタオル・ぬいぐるみ等の余計なものを置かないように注意。

ベビーベッド内には、窒息リスクがある物を何も入れないのが最も安全な環境だといわれています。

そこでおすすめなのが、エルゴポーチのスワドル

なんと掛け布団や毛布が不要なんです。

夜中に何度も起きて顔に布団がかかっていないか確認する必要も無く、親御さんも赤ちゃんも安心して眠れますよ。

エルゴポーチのスワドルを説明している

大人と同じ部屋で眠る

異変にすぐに気がつけるように、赤ちゃんをなるべく1人にしないようにします。
また赤ちゃんと大人は同じ部屋で眠りましょう。

ただし大人と同じベッドで眠ると、赤ちゃんが押しつぶされたり、大人用の布団による窒息の恐れがあります。

授乳や寝かしつけのために同じベッドで過ごしたとしても、寝付いた後は赤ちゃん用の布団に移してあげましょう。

眠る時にはベビーベッドを使うとより安全です。また転落防止のためベビーベッドの柵は常に上げ、顔や体が挟まらないように注意します。

おむつ交換などお世話の際に下げたベビーベッドの柵を、ついそのままにしてしまうことが多いので注意したいですね。

 

室温・体温が高くなりすぎないようにする

赤ちゃんの眠る部屋に室温計などを置き、室温が高温になりすぎないように注意しましょう。室温は20~23℃が良いとされています。

また寒いのではと心配になって着せすぎたり毛布などをかぶせると体温がうまく逃がせず、SIDSのリスクが上がるといわれています。特に赤ちゃんは、大人よりも体温が高いもの。

通気性の悪い服や、不要な靴下や帽子を着用させることも良くありません。赤ちゃんはたとえ暑くても、自分で脱いだり、布団の中から抜け出すことができません。

大人が服装や寝具に気をつけてあげましょう。そこでおすすめしたいのが、エルゴポーチのスワドル

「室温計」&「着せ方ガイド」が無料で付属しています。季節や室温に応じて赤ちゃんにぴったりの服装を考えるのは、大きな負担。

これなら毎回赤ちゃんの服装を迷わず素早く判断でき、無駄な時間をとりませんね。 

エルゴポーチのスワドル付属の「室温計」&「着せ方ガイド」を説明している

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11月はSIDS対策強化月間

SIDSは、12月以降の冬期に発症する可能性が高いといわれています。

そのため こども家庭庁は、毎年11月を「乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間」と定め、SIDSに対する関心を高めるための取り組みを行っています。

この月間では、発症率を低くするためのポイントや予防のための情報を広く発信されていますのでチェックしてみてください。

子どもの事故を防ぐための対策は、毎年少しずつ新しくなっています。大切なこどもを守るための正確な知識を身につけ、安心して子育てができると良いですね。

参考:こども家庭庁「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」 

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