赤ちゃんが寝ないのはなぜ?
「赤ちゃんが寝ないのはなぜ?」
こんな悩みを持つママパパも多いのではないのでしょうか?
今回は、赤ちゃんの睡眠障害に関する研究で世界的に知られているヘレンさんによる記事をお届けします。
『赤ちゃんが寝ないのはなぜ?』 もしもその答えが簡単なものであれば、私は赤ちゃんの睡眠に悩むママやパパと話す日々はほとんど無かったはずです。この答えが簡単ではなくて、『解決策はコレ!』と決まらない理由は、親も赤ちゃんも一人ひとり違うことにあります。
背景
(オーストラリアにおいて)『赤ちゃんを無視し、ドアを閉めて立ち去るように』と言われた時代は変わりました。
今、私たちは、赤ちゃんに何が起こっているのかをよりよく理解し、赤ちゃんの経験やママパパ自身の経験について、より人道的な考え方を持っています。
例えば、赤ちゃんが泣いているときに、ママやパパの目を見たり、声を聞いたりすると、脳のパターンがどのように変化するかがわかります。
赤ちゃんは泣き続けているにもかかわらず、『心では安心している』と示す脳活動の変化を見ることができるのです。
機能的なMRIやPETなどの技術によって、赤ちゃんの脳やその働きについて、私たちは様々なことを知れるようになりました。しかし、この新しい知見を使って私たちは何をすればいいのでしょうか?
技術の進歩とは裏腹に、私たちは依然として赤ちゃんの行動を手掛かりにしています。実際、私たちは赤ちゃんの経験を正確に知ることはできませんが、赤ちゃんにはケアが必要だと考えてよいでしょう。
赤ちゃんの身体的な能力と、感情的な能力は同じ程度です。歩いたり話したりする身体的な能力はありませんし、同様に、自分の感情をコントロールしたり、高度なコミュニケーションを取ったりすることもできません。
自分で感情をコントロールできない赤ちゃんができることは、私たちに、『感情をコントロールできないんだ』ということを見せることです。これは、私たちに抱っこしたり、あやしたり、あるいはミルクをあげたりして、手助けを求める、赤ちゃんからの『合図』なのです。
どんなことであれ、赤ちゃんはあなたが必要だということを教えてくれるのです。ママやパパとしての課題は、どのような欲求があるのかを見極めることですが、もちろんこれが難しい場合もあります。でも、赤ちゃんが私たち親を必要としていることは確かなのです。
より良い眠りのためのポイントはここにある
いつもそばにいることを教えてあげてください。大切なのは、『赤ちゃんの心』を読むことです。シンプルすぎますか?ではまず、抱っこをすることから始めるとよいでしょう。
私は、赤ちゃんには、何か困ったときに抱っこして欲しいと思ってもらいたいし、いつも抱っこしてもらえるとママやパパを頼りにしてほしいと思っています。
よりよい眠りの第一歩は、赤ちゃんが自分のベッドが安全な場所だと信じることです。
そのためには、『必要なときにはいつでもママやパパがそばにいる』と赤ちゃんがわかっていることが大切です。これは「Co-regulation(コ・レギュレーション)」と呼ばれています。
私たちがサポートすることで、赤ちゃんが自分で感情をコントロールできるようになるのです。
りんごとみかんを比べないように、赤ちゃんも比べない
※『りんごとみかん』は、同じフルーツだけど性質の異なる食べ物。英語圏では、『比べられないもの』と比喩としてよく使用される表現です。
赤ちゃんもママパパもそれぞれ違うので、自分の赤ちゃんがよその赤ちゃんと同じであると期待しないようにしましょう。これは陥りやすい罠ですが、他の人の赤ちゃんが夜通し寝ているからといって、あなたの赤ちゃんもそうでなければならないわけではありません。
赤ちゃんはそれぞれの方法で成長していきます。もし赤ちゃんが長時間眠らないのであれば、それはあなたがそばにいてあげる必要があるということです。
心に留めておいてほしいメッセージ
赤ちゃんは、一人ひとり違います。赤ちゃんがどのような感情を持っているかを知る手がかりとして、赤ちゃんの様子を見てください。
赤ちゃんの睡眠で苦労している家庭はとても多いので、あなたがそう感じているように、他の家庭でも感じていることです。
ここにある無料の記事のいくつかが、あなたの道のりを助けてくれるかもしれません。
より詳細な情報やリソースは、下記のリンクへ
著者:ヘレン・スティーブンス
臨床医、作家、研究者。母子保健の看護師、乳児精神衛生の専門家であり、赤ちゃんの睡眠障害に関する研究で世界的に知られている。
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