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【助産師監修】SIDSが怖いママへ。今日からできる3つの予防と安全な寝具の選び方

「寝ている間に、もし何かあったら…」

その不安、あなただけじゃありません。

夜、赤ちゃんの寝顔を見ながら
「ちゃんと息してるかな…」
と、何度も胸に手を当てたことはありませんか?

この記事では、SIDSの原因が完全には解明されていないという点を踏まえながらも、発症リスクを低くするための基本的な行動や寝具の選び方を助産師がお伝えします。

助産師

賀茂 綾乃

1990年生まれ、2児の母。新卒で国立大学病院に就職、総合周産期母子医療センターで助産師として約7年勤務。妊娠出産を経て、不妊治療クリニックや認可保育園、産科クリニック、#8000小児救急医療電話相談などを経験後、現在は、母子・小児訪問看護ステーション「オリーブエイドふくおか」の所長を務める傍ら、自治体乳幼児健診、医療ライティング業などパラレルワークを行う。出張専門助産院ぺりさぽの代表も務め、 ベビーマッサージ教室など子育て支援の場も運営している。

まず知っておきたいSIDS(乳幼児突然死症候群)とは

スワドル 眠る赤ちゃん

SIDS(乳幼児突然死症候群)は、予兆がなく睡眠中に健康だった赤ちゃんが亡くなってしまう状態で、原因がはっきりとわかっていない病気です。
窒息などの事故とは異なり、突然発生する点が特徴です。

厚生労働省・こども家庭庁のデータによれば、令和6年には全国で55名の乳児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としても上位に入る深刻な問題とされています。

参照:こども家庭庁、赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~

SIDSはいつ起こりやすい?

  • 生後2〜6か月頃に多い
  • 冬〜春にやや発生しやすい傾向がある(対策強化月間は11月に設定)

このため、特に生後間もない赤ちゃんを持つ冬の季節は、睡眠環境に対する関心が高まります。

SIDSリスクを下げる「今日からできる3つの予防」

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SIDSの予防方法はまだ確立されていませんが、日本の厚生労働省・こども家庭庁などの研究から、発症リスクを低くする3つの基本行動が示されています。

① 1歳になるまでは「仰向け寝」にする

「うつぶせ寝」はSIDSのリスクを高める要因と考えられており、仰向けで寝かせることが最も推奨されています。

☑赤ちゃんの顔が見える状態を保つ
☑眠る場所は硬めで平坦なマットレスやベビーベッドを使う
☑枕やぬいぐるみなどは寝床に置かない

仰向け寝は窒息予防にもつながり、SIDSと睡眠中の窒息事故の両方に効果的です。

② 無理のない範囲で母乳育児を心がける

研究では、母乳育児で育てられている赤ちゃんのほうが、SIDSの発生率が低いという報告があります。
これは栄養面だけでなく、授乳中の生活リズムが赤ちゃんの神経発達にも良い影響を与える可能性が考えられています。

※母乳育児が難しい場合は無理せず、ミルク育児でも安全な睡眠環境づくりを優先してください。

③ 家族全員が禁煙・受動喫煙を避ける

SIDS発症のリスク因子として、たばこの煙(受動喫煙)が指摘されています。
妊娠中だけでなく、赤ちゃん周囲の大人が吸うたばこの煙も発症リスクを高めるため、家庭内はもちろん赤ちゃんがいる全ての場所で喫煙を避けましょう。

海外に学ぶ SIDSリスクを下げる予防策

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アメリカの小児科学会では、日本で出している3つの予防策の他にも、事故防止に向けた対策をいくつかあげられています。赤ちゃんの事故を減らすために、日本でもより多くの方に広まってほしいと願うばかりです。以下に3つだけご紹介させていただきます。

☑暖めすぎないこと
☑枕、クッション、ふかふかの布、ブランケットや掛け布団、マットレスとサイズの合わないシーツなどは赤ちゃんの寝床から取り除くこと
☑発達のためにも腹ばい運動を取り入れること(生後7週までに一日合計15分~30分)

その他の予防策について詳しくはこちら>
乳幼児の睡眠コンサルタント『BABY SLEEP SCHOOL TOKYO』様コラボ企画
赤ちゃんのねんねにおける暑さ対策~SIDSを防ごう!~

睡眠環境の整え方と安全な寝具選びの基本

室温と服装

発症リスクを下げる行動に加えて、安全な睡眠環境を整えることがとても重要です。
ここでは、助産師として日常的に相談を受けるポイントを押さえながら説明します。

① 平らで硬めの寝床を選ぶ

柔らかい布団は、寝ている間に赤ちゃんの顔が沈んでしまい、呼吸が妨げられる可能性があります。
硬めで平坦なマットレスやベビーベッドを利用することが基本です。

② 寝具はシンプルに。顔のまわりは何も置かない

枕・厚手の掛け布団・ぬいぐるみなど、顔の近くに柔らかい寝具を置くことは避けてください。
SIDSだけでなく窒息事故の予防にもなります。

③ 掛け布団ではなく“体温調整アイテム”を選ぶ

掛け布団は赤ちゃんの顔にかかってしまう可能性があり、1歳未満では使わないことが推奨されています。
代わりに、体温調整がしやすく、顔の周りがすっきりする寝具選びが大切です。

④ スワドル・スリーパーを「安全な睡眠アイテム」として活用

掛け布団の代わりに、赤ちゃん専用の“着る寝具”を使うと、寝ている間にズレずに体温を保ちながら、顔のまわりがクリアな状態を保つことができます。
この点で、スワドル(おくるみ)やスリーパー(着る寝袋)は、SIDSリスクを下げる環境づくりに適したアイテムと言えます。

【助産師が厳選】SIDS予防を意識した安全寝具のおすすめ

ここまでの「SIDSリスクを下げる行動」と「安全な睡眠環境」の考え方をふまえて、
安全性・使いやすさ・購入しやすい点を基準に選んだおすすめ寝具を紹介します。

2.5TOG コクーンスワドルバッグ

スワドルは国際股関節異形成協会の認証を受けている説明の写真

室温17~23度の仕様がおすすめのスリープスーツバッグ2.5TOGです。

掛物が不要で、誤って顔に掛物がかかってしまう心配がありません。

股関節を動かすのに十分なスペースを確保し、赤ちゃんが快適に足を動かし、『カエル足』の姿勢をとることができます。


スリープスーツバッグ1.0TOG

スワドル スリープスーツバッグ

ベッドの上で自由に動き回れる、スリープスーツバッグです。

1.0TOGは室温20~24℃での使用がおすすめ。

寝袋タイプからパジャマへの移行もスムーズにできます。

 

まとめ

SIDSは原因がはっきりしていない病気ですが、
厚生労働省・こども家庭庁が示す 3つの基本行動(仰向け寝・母乳育児・禁煙)と、
安全な睡眠環境を整えることで、発症リスクを低くすることができます。

寝具選びは、赤ちゃんの睡眠時間を安全・快適にするだけでなく、
ママの不安を軽くし、安心して眠れる環境づくりにもつながります。

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